●2016/10/19 第68回中小企業団体全国大会にて展示・販売を行いました

●2016/03/30 4/15~5/15に石川県地場産業振興センターで展示会を開催しました

●2016/02/15 産直コペル2016.3号(㈱産直新聞社)に宮本農産が掲載されています。●2015/12/28 ゴトウフローリスト本店のウィンドウディスプレイに小松イ草を使用 

●2015/11/29 小松イ草フェアをサイエンスヒルズこまつで開催

●2015/09/22 ニコライ・バーグマン主催「伝統花伝」で小松イ草を使用

●2015/07/20 刈取り体験実施

●2015/05/31 梶谷建設の木の香祭りに出店

●2015/03/07 金沢城公園 玉泉院丸庭園で小松表を使用

●2015/01/29 北陸新幹線スペシャルサイトに宮本農産が掲載されました。

2014/12/13 渋谷ヒカリエ d47MUSEUM第11回企画展へ出展

●2014/10/04 小松イ草を使用した縄がJAあぐり(小松)で販売スタート

新着情報

宮本農産は 現在4代目で小松イグサ栽培+小松畳表を製織・販売する唯一の農家です。

石川県小松市はい草栽培の北限です。秋に植えた苗は、雪に覆われたまま春を待つ。降雪量が多すぎたり、冬の時期が長すぎたりした場合、イグサの苗は耐えられず、一方で冬が厳しくないと強くしなやかなイグサには成長しません。小松の寒さ、降水量がちょうどイグサにあっています。また、刈取りは イグサの茎が硬く充実するのを待って収穫するなど 独自のイグサを 農家自身が冬期間に畳表に製織し「小松畳表」が出来上がります。

「小松畳表」には550年の歴史物語があります。自生していたイグサを移植栽培したのが始まりとされ 三代藩主前田利常が産業振興策で奨励し 小松商人が北前船で北海道まで販路を広げ 小松の主要な産業のひとつとなりました。それが営々と現在まで続いています。

「小松イグサ」には夢と可能性があります。小松イグサ拡大プロジェクトの名のもとに

農家・畳店・家具工房・デザイナー・クリエーターが新しいチームでブランドデザインし小松イグサアートを創造・情報発進します。

独自性があり、歴史物語があり、夢と可能性がある小松イグサを継承し、また 新たな生産仲間が現れることを望んでいます。 

イグサ栽培では北限の地 石川県小松市

雪の下で冬を越すイグサの苗
雪の下で冬を越すイグサの苗

畳表の原料となるイグサは、暖かい地方で多く栽培されています。特に、熊本・福岡・広島が主な産地です。

 

本州の真ん中、日本海側に位置する石川県。

 

真夏は高温多湿で、摂氏30度を超える日が何日も続くほどの高温で、冬は氷点下にまで下がる気温の中で、雪が数十センチ多いときは1メートル近くまで積もることもあります。

 

湿度を多く含む雪は大変重く、家の屋根を潰す事故が起こるほどです。

 

この厳しい自然の中でもイグサは生育しています。

 

「小松畳表」を生み出す、石川県小松市は、イグサ栽培では日本の北限の地です。

 

小松イグサは硬くて丈夫な高級品

イグサの苗は、まず畑で育てられ、10月下旬になると田に植え付けられます。

 

そして苗は幼いまま厳しい冬を迎え、白く冷たい雪に覆われたまま春を待たなくてはなりません。

 

しかしその自然の境遇こそ、硬くて丈夫で、美しい光沢を放つ小松畳表を生み出す原動力となっているのです。

 

小松畳表は、イグサの特徴をより一層引き立てるために、織りの作業にも一工夫あります。

 

畳一枚あたり、小松畳表では5,000本以上も織り込みます。

 

一枚に織り込むイグサの本数が多ければ多いほど、厚くてきめ細やかな畳表ができます。 だから小松畳表は高級品といわれているのです。

 

厚くて丈夫であるということは、長持ちするということです。

 

畳表の表面がへたってきたら、それを裏返して新しい面を表にして張り直すことができます(それを「裏返し」といいます。)

 

これは柔らかいイグサを使った畳表には、決してできることではありません。

 

また、表皮が厚く丈夫なことから、暖房器具の使用による傷みが少ないと、積雪地帯を中心に多く使われています。

小松イグサは安心・安全な畳表

新しい畳表は、緑が美しく、独特の匂いが気持ちを静めてくれます。

 

イグサは天然の植物ですから、時間が経っていくと色落ちしていきます。 それをくい止めるために、天然の泥につけてイグサの葉緑素を固定させます。

 

つまり、畳表の緑色はイグサ本来の自然な色なのです。

 

もし、新しい畳表をティッシュでこすってみて、ティッシュに不自然な緑色がついたとしたら。

 

それは化学染料です。 外国産の畳表に多く使用されているようです。

 

小松畳表を始め国産の畳表では、絶対に緑色がティッシュにつくことはありません。

 

小松畳表に限らず、国産の畳表は、高品質の畳表を作り上げるために、生産過程に於いて丁寧な選別を行います。

 

丁寧な選別を怠ると、ムラがある畳表に仕上がってしまうのです。

 

小松畳表は、天然の泥染めをしたイグサを、人の手で選別し、昔ながらの麻糸を使って織り上げ、畳表に仕上げています。 だから、安心・安全です。

責任をもって畳表を生産

     生産者の証
     生産者の証

小松畳表は、一枚一枚に生産者が分かるはんこが押してあります。

  生産者が責任を持って作り上げた畳表である証です。

出荷には、小松イグサで織りあげた証のロゴマークが付いています。 

小松イグサロゴマーク
小松イグサロゴマーク

小松畳表と外国産の違い

小松イグサの断面写真
小松イグサの断面写真

外国産のイグサは、温暖な気候の下で生育が早く、大部分が5月下旬から6月下旬までの間に収穫するそうです。(後作の関係もある)

 

つまり「早刈り」です。 早刈りすると、イグサは若く、先枯れやテレ(変色斑)が少なく見た目はきれいですが、茎が柔らかく、畳表にすると弾力がなく、擦り切れやすい欠点があります。

 

もし茎が充実するまで収穫を待てば、虫や病気が入り、品質が悪くなるので、どうしても早刈りするそうです。 また、大量のイグサの色を統一するのに、泥染めに化学染料(着色剤)を使用しているようです。

 

畳表すると、初めは綺麗なのですが、変色が早く、また安全面で心配です。 (外国産畳表も最近では、畳表の耐久性、安全性の見地から、刈り取り時期や泥染め方法を考慮しているようです。)

小松畳表のイグサは、雪の下で耐え、有機質肥料でゆっくり育ち、茎が充実した7月中旬に収穫します。

 

茎は硬質で充実し、表皮に厚みがある上に、イグサ固有の光沢があります。 畳表にすると弾力・耐久力に富み、変色は徐々に進みます。

 

小松畳表は、天然の泥染めで、イグサの葉緑素を固定するので自然な緑色です。

 

体に害がなく、自然な風合いが長持ちます。これが小松畳表が、安心・安全だという大きな理由です。

 

新しい畳はどれも良く見えますが、年月を経ると、その差は明らかになるのです。 だから、私達の「小松畳表」を自信をもってお薦めできるのです。

小松畳表

お問い合わせ

 宮本農産

石川県小松市白江町タ413

☎ 0761-22-4696

お問合せはこちら 

小松イ草拡大プロジェクトは こちら から